子連れだからこそ!噂のクルーズツアー徹底解剖

子どもとお出かけ

「クルーズってシニアの旅行では?」
「すごく高いんでしょ?」
「ずっと船の上で子どもは飽きそう」

こんな声が聞こえてきそうです。実は違うんです!

子どもと旅行だからこそ、便利で、楽しくて、快適なのが、クルーズツアーです!今回はSMCベリッシマの船内と魅力を紹介していきます。一度乗ってみたくなるはず!

豪華客船の魅力的な船内を大公開

まずは、ベリッシマをご紹介しますね。世界最大級のクルーズ会社SMCが所有する豪華客船です。

出典:公式パンフレット
就航年全長乗客定員船籍客室数乗組員数クラス
2019年315.83m4,488人パナマ2,201室1,536人カジュアル

2024年現在で、日本に発着した最大の客船です。

日本籍の飛鳥Ⅱが乗客定員872人、英国籍のダイヤモンドプリンセスが乗客定員2,706人となり、それに比べるとかなり巨大ということが分かりますね。

まるで街の一角が動いているようです。

お部屋

1名〜5名で泊まれるお部屋があり、リーズナブルなものから、スイートまでお部屋タイプがあります。

お手頃価格なのは内側キャビン、海側キャビン、海側バルコニーキャビンです。3種類の中では、海側バルコニーの部屋が最も多く用意されています。

内側キャビン

窓がなく一番リーズナブルなお部屋となります。こちらの部屋は窓がありません。(12~22㎡)

出典:公式パンフレット

海側キャビン

海側で窓はありますが、開けることはできません。(12~22㎡)

出典:公式パンフレット

海側バルコニーキャビン

海側でバルコニー付きとなります。バルコニーにはチェアーセットがおいてあります。(12~22㎡)

出典:公式パンフレット

レストラン

ドリンクパッケージという飲み放題プランも用意されているので、料金を気にせずに飲みたい場合は利用してください。

メインレストラン

出典:公式パンフレット

3つのメインダイニングがあり、夕食で使用するレストランと時間は指定されています。

どのレストランも提供されるメニューは同じとなります。地中海料理をはじめ、コースの中から好きな料理を楽しめます。もし、気に入ったメニューがあれば追加で料理を頼むこともできますよ。

朝食、昼食は時間指定なしで利用でき、選んだメニューから提供されます。

マーケットプレイス・ブッフェ

出典:公式パンフレット

1日20時間営業しています。

時間や日によって提供メニューが変わりますが、ピザ、ハンバーガー、サラダ、フルーツ、日本食、作りたてバーガーなどがあります。

アルコールやソフトドリンクバーはもちろん、ペットボトルや缶のドリンクも提供しているので、お部屋に持ち帰ることもできますよ。

有料レストラン

出典:公式パンフレット

ツアー料金には含まれないレストランもあり、お寿司、鉄板焼、メキシカンレストランなどがあります。

カフェ・バー

ショッピングが楽しめるプロムナードや、プールサイドには、カフェやバーがあります。

プールサイドでアルコールを楽しんだり、時間によってはプロムナードで生演奏を聞きながらティータイムを楽しめるので、優雅に過ごしてください。

アクティビテ

船の中ではいろんなアクティビティやイベントが盛りだくさんで、今日は何をしようかと迷うくらいですよ。

イベント

どんなイベントが、どこで開催されているかは、前日に各お部屋にパンプレットが配られるので、次の日の計画を立てるのに役立ちますね。

座席数が決まっているショー以外は基本的に予約がいらないので、計画的に参加するのも、立ち寄った際に飛び入り参加するのも思いのまま!

プール

屋内外のプールがあります。

最上階デッキのアリゾナプールには、子ども向けエリアや、ウォータースライダーがあります。

シアター

ショー会場では、ロックからオペラ、ブロードウェイスタイルまで、様々なスタイルのショーが毎日開催されます。

ショーは各部屋のテレビモニター、もしくは事前にダウンロードすると便利な船内アプリより予約が可能です。

キッズクラブ

出典:公式パンフレット

0歳〜17歳まで年齢別で子ども用クラブがあり、レゴとコラボしたお部屋や、最新ゲームで遊べる施設があります。
子どもの預かりサービスもあり、うれしいですね。(0歳〜2歳は前日までに予約が必要)

キッズ用イベントも随時開催され、親子で参加できるものもありました。

子連れの部屋にはキッズ用プログラムがまとめられたパンフレットが配布されますよ。

ショップ

ベリッシマのグッズショップやチョコレートショップなどがあります。

乗船から下船までの過ごし方

今回は横浜港から、5泊6日のショートクルーズに参加した体験談をご紹介します。

寄港地は佐世保(長崎)、済州島(韓国)でした。

乗船

客室番号によって乗船の開始時間があらかじめ決められており、その時間以降に受付を行います。

山下公園付近の集合場所で受付をし、バスにて大さん橋国際客船ターミナルまで移動しました。

大さん橋ターミナルでは、広い会場にたくさん椅子があり、座って順番を待ちました。

長時間待たされるということもなく、順番が来ました。パスポートなどのチェックを受け、乗船のカードを1人1枚受け取ります。

このカードを今後、乗船時の身分証明や、部屋の鍵、ドリンクの交換IDなどとして使用していきますよ。

我が家はベビーカーでしたが、乗船時の段差の補助もサッとスタッフがしてくださり、エレベーターも優先的に案内してもらえました!

ひろーい船内を、お部屋を探して通路を進み、お部屋に無事到着!

写真は、海側バルコニーの部屋となります。4人1部屋で予約をしていたので、2段ベッドがあるお部屋となりました。

3人以上で部屋を使う場合は、2段ベッド、プルマンベッド、ソファベッドの場合があると予約時に案内がありました。

海側バルコニーと内側の2部屋を予約しましたが、向かいの部屋にしていただけていました。

予約した部屋タイプにもよるので、絶対とは約束できないそうですが、リクエストがあれば同じグループや、お知り合いグループと行き来がしやすい位置に設定していただけるとのことでうれしい配慮ですね。

出向までは主催旅行会社やクルーズ会社のヘルプデスクが船内に開設され、わからないことがあれば手厚く教えてもらえるので安心でした。

出港後も船のヘルプデスクカウンターは開いています。

アクティビティ

乗船後は船を散策したり、荷物を整理するなど、自由に過ごせます。

既にブッフェも営業を開始していて利用できます。

さっそくプールに入っている方もいました。

我が家はブッフェで腹ごしらえをしましたが、初日はメインダイニングの時間指定がないそうです。

ですが、その分、人が殺到するようで注文から料理が出てくるまでかなり待つそうです。

プールサイドでは夜の出港に向けて、DJの音楽で盛り上がり始めていました。

出港してからは、今日は何をしようかと楽しみの毎日でした!!!

キッズクラブにてレゴを楽しみました。

アリゾナプールではしゃぎました。

ウォータースライダーは年齢と身長制限があり、うちの子は使用できませんでしたが、十分楽しめました。

キッズのパティシエ体験イベントに参加しました。クイズと、パンケーキに好きなクリームを塗って、ケーキ作りを楽しみました。

乗船が夏だったこともあり、夏祭りが開催されていました。

無料で輪投げや、風船釣り、ボディペイントなどを楽しむことができ、子どもは大はしゃぎ!

日本のお祭り仕様に合わせて、プールサイドでは焼きそば、キュウリ、から揚げやポテトなどの軽食も堪能できました。

夜にはでダンスや盆踊りを楽しみましたよ。

食事

朝食はお部屋に持ってきてもらうか、メインダイニング、もしくはブッフェに食べに行くことになります。

前日、部屋の外に朝食希望用紙を下げておけば、お部屋に朝食を持ってきてくれます。持ってきていただく時間も枠内で指定ができました。

パン、ヨーグルト、シリアル、ドリンクとシンプルなメニューですが、小さい子がいる場合は助かることもありますよね。

海側バルコニーのお部屋ならデッキで海をみながら朝食を楽しむと気分も最高!

メインダイニングでの朝食はメニューから選んで注文します。

卵料理やワッフル、フルーツやサラダ、シーフード、ヨーグルトなどを選ぶことができました。

ブッフェの様子です。(オープン前の様子なので料理が出されきっていないところもあります。)

パンやサラダ、ソーセージやベーコン、フルーツ、シリアルなど子どもが好きなものを食べられるので利用しやすかったです。

小分けのヨーグルトもありました。

夕食はメインダイニングで食べる場合、1日だけドレスコードのあるフォーマルナイトがあり、あとはカジュアルナイトとなります。

子連れだとなかなかコース料理を楽しむ機会がないので、みんなで正装して楽しみました。

子どももキッズメニューを楽しみましたが、大人のコース料理は、1品1品料理が出てくるのに時間がかかるため途中で退屈してしまいました。

メインダイニングでの夕食は時間が決められていますが、必ず行かなければならないものではありません。子ども連れはブッフェの方が気兼ねなく利用できるかもしれませんね。

カフェではジェラートやクレープを楽しみました。(有料)

レストランでのイベントもあり、夜中にチョコレートナイトに参加しました。

ブッフェにて、ケーキやチョコレートのデザートが提供されます。皆さん参加されるので、長蛇の列でした。

ホワイトナイトに参加しました。

みんなで白い洋服やアイテムを身に着けるイベントです。(もちろん白いものがなくても参加できます。)

プールサイドでDJが音楽をかけ、ダンスを楽しみました。

お年寄りから、小さなお子さんまで、みんな盛り上がって踊っていました。

寄港

寄港の下船前にはシアター会場で、下船時の注意や現地の観光紹介が実施されます。参加すると安心ですね。

現地の観光にはツアー会社のパッケージを利用するか、各自で手配・移動するかになります。

下船しなくても大丈夫です。

我が家では、佐世保では、現地のターミナルで行われていた夏祭りイベントや、ご当地の佐世保バーガーを楽しみました。

パッケージツアーにはハウステンボスや九十九島パールシーリゾートを訪問するツアーがありました。

済州では市街までのバスを予約し(有料)、商店街グルメを楽しみました。

パッケージツアーには世界遺産を回るツアーや、ドラマ撮影地を観光するツアーが組まれていました。

下船

下船日は、指定された時間以降はお部屋を出なければいけません。

ブッフェやプロムナードのカフェエリア、プールサイドのチェアなどは通常通り使用ができるので、皆さん朝早くから席取りをしていました。

我が家はブッフェに席を取り、子どもはお絵描きや折り紙をしたり、ブッフェで食事をして、港への到着を待ちました。

着港後も部屋ごとに下船の順番が決まっており、自分たちのアナウンスがあるまでそのままブッフェで待機しました。

下船直前までプールの使用ができたようで、待ち時間もプールで遊んでいる方も見受けられました!

アナウンスがあってから、エレベーターで下船口に降り、特に混雑して待たされることもなく、上陸しました。

来た時のようにバスに乗り、山下公園で解散となります。

お疲れ様でした。

メリット・デメリット

デメリット

日程が決まっている

毎日開催されているわけではなく、出発日や期間、出港場所が決まっているツアーから選ぶ形になります。期間はショートクルーズツアーで5日からです。

年末休みや夏休み、連休に合わせて開催されるツアーもあるので、参加しやすいものを早めにチェックするといいですね。

直前でも部屋さえ空いていれば予約ができます。

内陸の観光には向かない

寄港の時間が決まっているので、長くゆっくり、現地の観光を楽しむのには向いていません。

パッケージツアーを予約すれば効率的に、確実に出港までに戻れるよう観光はできますね。

・パスポートがいる

外国船に乗る際は、海の上は外国扱いとなるため、パスポートの取得が必要となります。

メリット

・オールインクルーシブ

部屋代、食事代、ほとんどの施設利用がツアー代金に含まれています。

もちろん有料の食事やエンターテインメントもありますが、無料の範囲内で十分に楽しめました。ドリンクパッケージだけは付いていたほうが、子連れの場合は便利かなと思いました。ツアーによってはドリンクパッケージもツアーに付帯してあるものも見受けられます!

・子ども割引ツアーが充実

各旅行会社のツアーを探していただくと、18歳未満の子どもは50%Off、もしくは無料!というツアーが多くあります。(※各会社によってプランは異なります。)

4人家族で1部屋予約した場合、大人2人分のツアー料金で乗船できることになります。

幼児が添い寝であれば無料というツアーはよくありますが、18歳未満となるとかなりの家庭が当てはまり、食事代も追加でかからないとなると嬉しいですよね。

・年間のツアー費が安定している

飛行機や新幹線であれば、休みの取りやすい年末やお盆休みシーズンは、通常の2倍や3倍ということも珍しくないですよね。

クルーズツアーは通年を通して、ツアー料金の変動が少なく、ハイシーズンでも変わらない料金でクルーズを楽しめます。

・異文化交流・英語教育

外国船ということもあり、船上員スタッフの8割以上は外国人です。

清掃スタッフが気軽に挨拶してくれたり、ブッフェやカフェなどで英語に触れる機会がたくさんありました。

キッズクラブでも先生はほぼ外国人で、イベントや子どもを預けた際の会話も、英語で行います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?クルーズツアーの印象がかなり変わったのではないでしょうか。

2024年現在、1ドルが160円を超えている円安です。家族4人で同じ日数、海外旅行をしようと思った場合、飛行機代+ホテル代+現地の食事代+アクティビティ+移動代、と考えていくとかなりの出費になるかと思います。

それを考えると、乗船後のクルーズはオールインクルーシブで、食事もアクティビティも楽しめます。しかも、アクティビティやイベントは選びきれないほど多く開催され、疲れたら自分のお部屋はすぐ近くでとても快適です。

どうですか?クルーズツアーは魅力的だと思いませんか?子連れでツアーに、ぜひ参加してみてくださいね。

コメント