犬を飼い始めると、生活がガラッと変わりますよね。
一緒に旅行へ行くのも楽しみの一つです。
実は、旅行が楽しいのは人間だけではないんです。
愛犬にとっても良い効果がありますので、下記をチェック!
- 好奇心を満たす
- 自然に触れることでストレス解消
- 飼い主と愛犬との絆が深まる
- しつけの確認ができる
犬は集団の動物なので、飼い主さんと過ごすのが大好き!
一緒に旅行へ出かけて、いい思い出を作りましょう。
この記事では、「愛犬と旅行に行きたいけど何から始めればいいかわからない!」という方のために、事前の準備を紹介していきます。
楽しい思い出作りのために備え、不安をなくして旅に出発しましょう!
愛犬と旅行するための事前準備・行き先の確定
愛犬といつから旅行できるのか、どう決めていいのか不安な方もいるかと思います。
チェックポイントを分かりやすくまとめたので参考にしてください。
旅行の事前準備
愛犬が旅行デビューできるタイミングは「生後4〜5カ月以降」、「ワクチン接種の完了(最終ワクチンから2週間後)」、「トイレのしつけができてから」となります。
犬種によって異なりますが、生後4〜5カ月でワクチンプログラムが終わりますので、完了してからにしましょう。
ワクチン接種後、約2週間で抗体が定着するといわれますので、それ以降が望ましいです。
ワクチン接種をしていないと入れない施設もありますのでご注意ください。
また、旅行先で粗相しないよう、トイレトレーニングが終わってからにしましょう。
基本的なしつけができていないと、愛犬も飼い主さんも逆にストレスになりますからね。
他に心配なことがある場合は、かかりつけの獣医さんに相談しましょう。
行先を決めるポイントは?
愛犬のデビュー旅行であれば、移動時間は2時間程度がおすすめです。
1時間に1回は休憩できることがベストです。トイレや給水、軽い散歩ができると愛犬もリフレッシュできて安心ですね。
移動が長くなるようであれば、宿に直行ではなくドッグランや公園など、愛犬が喜びそうな場所に立ち寄ることも考慮してみてください。
最近ではサービスエリアに犬専用施設を設けているところもあり、立ち寄りやすくなっていますので活用するといいですね。
移動手段でのポイントは?
旅行に出かける場合、多くの方の移動手段は車か電車になるかと思います。
その2種類の移動手段別にポイントを紹介しますので参考にされてください。
1:車の場合
車の場合は愛犬の様子を見ながら移動でき、人込みが苦手な子、大型犬にも適しています。
注意点は「車酔い」、「過度な温度変化」、「安全性」です。
車酔い対策としては、出発の2〜3時間前までには食事を済ませることで、過度の満腹・空腹時を避けましょう。
車内の匂いが原因となることもあるので、芳香剤は外し、可能であれば走行中も換気してください。
過度な温度変化は愛犬のストレスとなります。
車内温度に注意し、夏は給水や保冷剤、冬は毛布などで調節しましょう。
また、短時間であっても車内に残していくのはおすすめしません。
最後に安全性ですが、クレートに入れておくことをおすすめします。
万一、愛犬の落ち着きがなくなった場合も安心です。さらに、体が揺れにくくなるので車酔い防止の効果もあります。
2:電車の場合
電車の場合は、各公共機関のルールに従いましょう。基本的にはキャリーケース、クレートに入れて乗車することになります。
また、盲導犬などを除き大型犬は電車に乗せることはできません。
参考までに、JR東日本の規定を下記に記載します。
旅行に利用するルートを確認して、それぞれの公共機関のルールをチェックしておきましょう。
JR東日本 第309条 有料手回り品及び普通手回り品料金
- タテ・ヨコ・高さの合計が120センチ以内の動物専用のケースにいれること
- ケースと動物を合わせた重さが10キロ以内
- 駅や車内ではケースからださないこと
- 手回り品として、1個につき290円支払いが必要
出典:JR東日本公式HP
宿を決めるポイントは?
最近では愛犬ウェルカムの宿が増えています。
旅行デビュー時は、そのような宿の同伴プランを利用すると、スタッフも動物の対応に慣れていることが多く安心です。
温泉から、グランピングまで多様な宿泊施設が愛犬OKで利用できますよ。
飼い主さんと愛犬に合ったスタイルの宿を探してみてくださいね。
一部の施設では、サイズや頭数、犬種類に制限や追加料金がかかる場合がありますので事前に確認しましょう。
愛犬同伴OKの施設でも、ワクチンの接種証明や鑑札の必要な場合がありますので、必ず持参してくださいね。
持ち物チェックリスト
必ず持っていきたいもの
普段から使用しているものを持参
食べ慣れているフード
旅先で愛犬用の食事が用意されている場合も、食べてくれないことに備えて
トイレグッズ・ウンチ袋
ビニール袋は多めにあると◎
水(飲料用、尿の洗い流し用)
休憩時の給水、トイレ用に
ワクチン接種証明書・鑑札
忘れると入れない施設も
常備薬
かかりつけ獣医さんにと相談を
持って行くと良いもの
宿泊施設での使用や汚れ防止に
食器
給水やレストラン使用時に
クレート・ゲージ
移動時や愛犬の休息のために
お気に入りのタオル、おもちゃ
お気に入りのものが安心感に
ウエットティッシュ、足拭きタオル
入室時や、遊び終わった後に
お手入れブラシ
いつものケアが安心感に
かけぬの
温度調節に
あると便利なもの
宿やレストランで毛の飛び散りが気になる場合に
おむつ・マナーベルト・マナーパンツ
粗相が心配な際に
雨具
雨天の際に
カフェマット
カフェやレストランの利用に
大きめのバスタオル
体を拭く、食器の下に敷いて汚れ防止に
粘着ローラー
愛犬の抜け毛が付いたときに取り除くために
新聞紙
室内で粗相をしたときに拭き取るなど
愛犬の写真
万が一迷子になってしまった時に捜すアイテムとして
愛犬が安心して過ごせるように注意すること
旅行先では、愛犬にもいつも通りしっぽを振って楽しんでいる姿が見たいですよね。
少しでもリラックスして楽しんでくれるような工夫を紹介していきます。
事前の慣らしでストレス軽減
愛犬がストレスを感じるのは、いつもと違うことです。
事前の備えとしては、「散歩コースを変える」、「人や犬が集まる場所に行く」、「乗り物に慣れる」、「クレート(キャリーケース)に入る時間を作る」ことをおすすめします。
家にいる間から少しずつ慣らして、出先の変化に敏感に反応しないようにしておきましょう。
電車での移動を考えている場合は、駅や線路周辺に行き、人込みや大きな音に慣れておくといいでしょう。可能であれば、短距離でも電車に乗っておくと安心ですね。
普段通りに過ごせる環境作り
初めての場所で愛犬がストレスを軽減できるように工夫しましょう。
「散歩」、「食事」、「手入れ」、「匂いのついたもの」など、家と同じ対応・環境を作ってあげると安心します。
特に、移動が多い場合はいつもより運動不足になりますので、外に連れ出してあげるのもいいでしょう。
クレートが落ち着く子は、あえてクレート内で自分の時間を作ってあげるのもいいですね。
飼い主さんが旅行に夢中になっていると、構ってほしいというストレスの子もいますのでかわいいですよね(笑)
愛犬の性格によって、その子が楽しめる場所、安心できる環境を取り入れましょう。
粗相の心配と対策
普段は粗相しないのに、環境が変わったことで「トイレの位置が分からない」、「緊張」、「マーキング」をすることがあります。
対策として、宿に着いたら最初のトイレが終わるまでは部屋を出ず、トイレの位置を教えてあげましょう。
それでも気になるようであればマナーパンツの着用が安心です。
また、宿泊先で愛犬が粗相してしまった場合は、宿のスタッフに連絡しましょう。
愛犬歓迎の宿であれば、粗相をした想定もされており、対応も慣れていることが多く安心ですよ。
まとめ
愛犬との旅行のポイントを紹介しました。
いかがでしたでしょうか?
その子によって性格や体調もありますので、デビュー旅行は愛犬の様子をよく見て、無理なく行いましょう。どんな時も、愛犬が頼れるのは飼い主さんだけですよ。
事前の準備をしっかりして、旅行を楽しんでください!飼い主さんが楽しそうにしていると、愛犬も嬉しい一日になるでしょう。
よい旅行になりますように。
コメント